高田事件とは?
1952年5月、Yらが高田派出所を襲撃し、住居侵入罪等で起訴された公安事件のことです。
審理開始後、しばらくして審理は中断されました。
審理が中断した理由は、同時期に起こった大須事件の被告人と高田事件の被告人の多くが重複していたため、大須事件の結審を待って、審理をするということになったためです。
その後、15年にわたって裁判は再開されず、弁護人が免訴による審理打ち切りを申し立てました。
最高裁は、迅速な裁判の要請に違反する事態とし、
憲法第37条1項により(具体的な立法はないが)Yらの免訴が相当としました。