コラム

初心を忘れてはならない本当の理由。同調圧力に屈しては明るい未来は見えてこない。

志高く入庁する官僚たち

世間一般では公務員は安定を求め、平凡な生活を送りたいと考えている人たちがなるものだと思われているかもしれません。地方公務員の一部はそういった人たちが実在しますが、エリート官僚をはじめ、地方公務員にも志高く役所に入る人は多く存在します。

「国民のために」「生まれ育った日本のために」「住民のために」「自分を支えてくれた地域のために」汗をかいて働こうと志望する人は少なくありません。

そして初心を忘れる

入庁直後は、そういった志があるため、庁内の出来事も違和感を感じることが多くあります。「これは本当に住民のためになっているのか?」「こんなお金の使い方はおかしい」「どちらを向いて仕事をしているのだろう」と感じる優秀な新人は一定数存在します。

しかし、優秀な人ほど組織に染まるのは早いです。組織に順応すると言ったほうがいいでしょうか?

3年もすれば立派な組織人となって、おかしなこともおかしいと感じなくなる人が多いようです。その組織に適応しない人はやめていきます。こうして初心を忘れた人たちだけが組織に残り、階段を登っていくのです。

同調圧力に屈するな

前文科省事務次官の前川喜平氏は座右の銘が面従腹背だと言いました。

面では従い、腹の中では逆らっているということです。こうでもしないと組織の中で出世はしません。腹の中の気持ちを忘れなかったというのはすごいことだと思います。大抵の人は数年経てば忘れてしまい、本心でおかしなことにも同調するものです。

明るい未来を創造するために

おかしな組織を変革するためには、革命的に理解あるリーダーが出現してくれるのを待ってしまいそうですが、あまり良いこととは思えません。

初心を忘れてしまえば、逆に言えば、組織で評価はされるかもしれませんが、存在価値はあまりなくなってしまいます。

初心を忘れずに組織に居続けることは才能の一つと言うことができます。

おかしな組織を変革するためには、やはり初心を忘れないことだと思います。

それで何が変わるかというと、おかしな事柄に遭遇した際に、それをおかしいと思う自分がいます。そして、それを見ている周りがいます。中には声には出せないが同調してくれている人もいるかもしれません。

少しずつ仲間を増やしていくこと、そうこうするうちに自身も立場がついてきます。

初心を忘れずに組織にいるというだけでその組織にとってはとても貴重な人材だと言えます。そして少しずつ自分の周りの仲間を増やし、組織を変え、やがて社会を変えることにつながっていくことと思います。

明るい未来や明るい社会を創造するためには、初心を忘れないこと、これにつきるのではないでしょうか?

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