コラム

できる公務員の特徴とは?○○の視点で物事を見る!

公権力を自分の権力と勘違いする公務員

公務員組織に長いこと身を置くと、

職務上の権限を自分の権限と勘違いする人が出てきます。

麻痺してくるのです。

生活保護も要件を満たせば受給できるはずなのに、

申請を受け付ける際に横着な相手だったりすると担当者は

「認定しないぞ」と思うことがあります。

(口に出す人はいないですが。)

この「認定しないぞ」という感覚が厄介なのです。

感情がバイアスとなる

人間が事務をする以上、感情が邪魔をします。

そして、人によって判断が別れてしまうことが少なからずあってしまいます。

本当はそんなことはあってはいけません。

なぜそんなことが起きるのでしょうか?

それは、根拠となる法律が同じでも解釈がそれぞれ違うからです。

担当者ができると思いできるように解釈することも可能だし、

できないと思いできないように解釈することも可能なのです。

そういう意味ではもっぱら公務員というのは

日常業務の中で裁判官みたいな仕事もしているのです。

法律の解釈をし、判断をするという意味において。

福祉の窓口にきた一般市民はほぼ9割型、

そこでの担当者の判断を疑ったとしても、

その後の不服申立や裁判などで争うパワフルな人はいません。

だめと言われたら泣き寝入りするしかありません。

担当者によって対応が違うというのはあってはいけないことだし、

生活に直結したサービスは申請者にとって死活問題です。

上記の生活保護の認定の例で言えば、

「認定しないぞ」という感情がバイアスとなります。

一歩先をいく公務員は俯瞰する

実際、「何だこいつ」という住民というのは山のようにいます。

感情が邪魔をすることは毎日のようにあります。

しかし、そこで俯瞰して物事を見ることができるかどうかが、

公務員としての資質を分けるのです。

あくまで公権力の担い手として、一定のルールのもと冷静な判断をするか、

感情に任せ、公権力を自分の権力と勘違いし、

感情的な判断をするか、公務員としてはその差が能力の差とも言えるでしょう。

 

【結論】感情と判断は切り離して考えよう。権力は自分のものではない。

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