地方公会計制度とは?
国の要請により、地方公共団体において発生主義・複式簿記会計の考え方を導入した会計基準・会計処理の制度のことです。
平成27年1月の総務大臣通知により、すべての地方公共団体で導入が要請されました。
制度のポイントは以下の3つになります。
①発生主義・複式簿記の導入②固定資産台帳の整備③統一的な基準による財務書類の作成
これにより、これまで見えていなかった「コスト」が見える化しました。
地方公会計制度の導入により、大きな意義があったのは、企業で言うところの「バランスシート」が地方公共団体の会計でも見れるようになったことです。
一方で、その重要性に気付くことができずに、義務的に財務書類の作成に従事する地方公共団体も数多く存在します。
制度の理解、バランスシートの十分な活用が必要になってきます。