サラリーマンは300万円で会社を買うべき?!
サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)
という本があります。
著者はベンチャー投資家の三戸政和さんで、
サラリーマンの個人M&Aを推奨する内容となっています。
- 人生100年時代で資本家になりましょう!
- 起業ではなく中小企業を個人買収しましょう!
といったことが書かれています。
本書の内容は決して思い付きの絵空事ではなく、
企業の探し方や買収の際のリスクの抑え方、
買収候補の財務分析の仕方など
かなり具体的な内容になっています。
著者のノウハウが惜しむことなく書かれている良書です。
公務員こそ会社を買うべき!
本書では読者にサラリーマンを想定されていますが、
公務員こそ本書のメッセージを受け取る必要があります。
公務員として兼業許可を取る、取らないは横に置いておいて、
(個人的には兼業許可は不要であると考えます。)
中小企業の経営こそ、公務員がするべきですし、
それが社会貢献にもなるのです。
公務員が会社を買うべき理由は以下のとおりです。
- サラリーマンより時間的な余裕がある。
- 金銭的な安定がある。
- 組織内の課題等がわかる。
- 中長期的なまちづくりの視点がある。
- 組織マネジメントができ、刺激を受けることができる。
- 会計の勉強ができ、本業でも活かせる。
- 石橋を叩いて渡る人が多いため、よりローリスクにハイリターンを狙える。
- 退職後のリスクヘッジができる。
- 補助や制度に詳しい。
など、ここには書き尽くすことのできないほど、理由があります。
個人M&Aはローリスク・ハイリターンが可能?
本書の内容を一部まとめますと、
会計の知識さえ着実に身につければ、
個人でも「ローリスク・ハイリターン」が
狙えます。
特に財務分析をせずに株式投資をする人が多くいる中、
きちっと会計知識を身につけ、実際に行動をすることで、
多くの人の株式投資よりも
「ローリスク・ハイリターン」が可能となります。
副業がいつしか本業に
そのように、会計知識を身につけ、行動をしていくことで、
三戸さんは、
「億のリターンを得れるほどの資本家にもなれる」
ということを主張されています。
それも決して絵空事ではなく、本書を読み、実行することで、
不可能ではないことなのです。
コロナ禍に中小企業の倒産が増えている今だからこそ、
本書が公務員にも読まれ、
少しでも日本や地域が良くなることが望まれます。