実体的真実主義とは?
裁判における事実認定に対する考え方のことで、できる限り真実を追求すべきとする考え方をいいます。
実体的真実主義は刑事訴訟において妥当であると考えられています。
実体的真実主義に対して、形式的真実主義という考え方があり、以下のとおり整理されます。
- 実体的真実主義:できる限り真実を追求すべきという考え方
- 形式的真実主義:当事者間に争いがない事実は証拠による認定をせず、争いがある場合も提出のあった証拠だけに基づき認定するという考え方
民事訴訟は原則、形式的真実主義が妥当し、
刑事訴訟は原則、実体的真実主義が妥当するとされています。