那覇市の概要
場所:沖縄本島南部
人口:約318,000人 (R3.9現在)
面積:40㎢
交通:那覇空港から車で約20分(那覇市役所本庁舎へのアクセス)
那覇市の財政状況
財政指標
債務残高 | 1337億円(2018年) |
基金残高 | 170億円(2018年) |
経常収支比率 | 92.5(2018年) |
人件費率 | 12.8%(2018年) |
扶助費率 | 38.9%(2018年) |
※債務残高:借金、基金残高:貯金、経常収支比率:家庭で言うところエンゲル係数
上記の指標を見ると、借金が多く、基金が少ないように見えます。
特徴的なのは扶助費りつが38.9%と高いことです。
これはまちの産業構造に関係していると考えられています。
那覇市は国内でも有数の観光地です。
観光産業は水ものと言われており、他の業種に比べ、持続的な収入というのが難しい分野です。
観光産業が主だと、扶助費率が高くなる傾向にあることが指摘されています。
経常収支比率などはやや高めですが、悪過ぎるという数値ではありません。
バランスシート(2019年)
【資産の部】 5540億円 | 【負債の部】 1502億円 【純資産】 4038億円 |
自治体の財政状況を正確に掴むためには、バランスシートを見る必要があります。
バランスシートを見ると、負債の大きさは、それほど大きな問題ではないことがわかります。
那覇市の特徴
上記でも言及しましたが、特徴としては、観光産業が主流の産業ということです。
産業別就業者数で見ると、観光産業を含む第3次産業は88.4%と高い水準です。
地理的には台湾に近いことや外国人観光客が多いことから日本国内の他自治体に比べるとグローバルなまちと言うことができるでしょう。
実際、東京に行くよりも台湾や上海に行く方が時間も早く着きます。
他にも首里城の再建や米軍の問題など多くの懸案事項も抱えています。
とは言え、今後も変わらず観光客には人気のまちと言うことができるでしょう。