自殺防止の啓発期間の取り組みとして、ポケットティッシュを市内の関係機関に配布してくれと言われました。
「悩んだら相談」みたいなことと連絡先が書いてありました。
・・・このポケットティッシュって何なのかなと思います。
自殺防止の啓発であれば、「自殺しようと思っている人」に対して配らなければ意味がないのでは?と思う面が、まずあります。
そして、仮にそういう人に渡ったとしても、「自殺しようと思っている人」が思いとどまって、連絡するようなものとも思えません。
このポケットティッシュは、行政が「自殺防止の啓発活動をしています」というアピールのためのティッシュなのです。
自殺は大変大きな社会問題です。
ある程度のコストをかけても守れる命があるのであれば、意味があります。
私は、渡されたポケットティッシュからは「自殺問題を解決しようというメッセージ」を受け取ることはできませんでした。
行政の仕事してますアピールとポケットティッシュを作るのを受注された業者だけだ得をしています。
本当に解決しなければならないのであれば、自殺につながったケースに真摯に向き合い、原因分析し、原因に対してアプローチするべきです。
職場の悩み、家族の悩み、病気の悩みなど事情は様々なはずです。
惰性で行う無意味な業務はなくし、真に必要な業務に時間をかけるべきです。